進捗が伸びない大学生のブログ

大学、VR、デバイス関連のことを書いていく感じの日記

「シン・Web VRとか文化祭」に行ってきた話

センター試験の日ってなんでこうも寒くて雪とか降っちゃうんですかね...  

お久しぶりの記事です。

 

1月14日に品川区の産業技術大学院大学で行われたVR関連のイベント(勉強会?)に行ってきたレポートです。定期券内開催(゚д゚)ウマー

なお、各登壇者様から掲載許可を頂いていないので写真はありませんm(_ _)m

イベントは360度動画で撮影していて下のリンクから視聴することができます。

各登壇者様の資料もupされるそうです。

イベントページリンク: 

html5j-webplat.connpass.com

主催がhtml5j Webプラットフォーム部ということで、一見VRとは関係なさそう...?だし、そもそも「WebVRって何?」という感じでしたが、セッションも展示も非常に勉強になり楽しかったです。

 

詳細は以下から

 まずは印象に残った各セッションのまとめと感想を。

 

トップバッターはMozilla Japanの清水 智公 さんで、「WebVRとそれを支える技術」というテーマでした。

Unityとかで作られてるネイティブのVRコンテンツってアプリ審査とかインストールの手間とか面倒くさいことが多いですよね。そういった障壁をなくす可能性を秘めているのがWebVRだそうです。

WebVRというのは簡単に言うとブラウザ上で動くVR技術のことです。インターネットのとあるページから別のページに遷移するとき、ページのリンクをクリックしますよね。WebVRならリンクをクリックするだけですぐにコンテンツを起動することができます。開発は基本的にWebGLを使う他、Is WebVR Ready? こちらのサイトのAPIを使って音やコントローラーの処理を組み合わせることができます。

このようにネイティブVRに比べてOpenでInstantなVR環境は、体験者が手間をかけずにすぐ体験できることや、開発者側も作ったものを簡単に公開してレスポンスを得られるというメリットを持っています。

セッションではVRコンテンツ上でリンクをクリックして画面遷移するデモが印象的でした。

 

続いて、「WebVRコンテンツ作成入門」というテーマで比留間 和也 さんが登壇しました。

こちらは実際にGoogle Chrome上にThree.jsというJavaScriptライブラリを通してWebGLを利用しVRコンテンツを作成するライブコーディングを行っていました。

サクサクとコーディングするには結構慣れが必要なのではないかなと個人的には感じました。

他にも、WebVRの開発ツールとして  Boilerplate、A-Frame、PlayCanvasが挙げられました。Unityに関しては3セッション目に「Unity 入門ガイド」というテーマで古波倉 正隆さんが登壇しましたが、Unityのかなり基礎的な画面の見方などでしたのでここでは割愛させていただきます。

 

4セッション目ではTMCNの前本 知志さんで「ARもVRもMRもまとめてドーン」というテーマでした。初めにそれぞれの違いについて説明がありました。簡単にまとめると、ARは「現実世界の上に仮想(CG)を上書きする」、VRは「リアル100%カットでCGに没入」、MRとは「リアルと仮想を融合する」ことで現実の3Dスキャンが必要な技術です。

前本さんはどんなデバイスでも同じ空間を共有できることを目指していて、現実世界で標準となる座標(0,0,0)を設定し、そこに仮想世界を重ねてデバイスで見ることで実現しようとしています。

 

5セッション目はInstaVRの芳賀 洋行さん。Web上でプログラムレスにVRアプリを作成・公開できるInstaVRサービスの紹介と社風についてでした。

世界各国の技術展で発表・デモを繰り返してきたことで多くのユーザー・企業に利用してもらっているそうです。

jp.instavr.co

 

6セッション目は初音 玲さんで「絵心無くても大丈夫。Holoなホラーゲームの提案」というテーマでした。最近ようやくHololensが日本でも買えるようになりましたが、なんと今月18日頃から発送されるそうです。Hololens開発にはHoloToolKit Unityというツールキットを使うとカメラ位置の変更や機能追加などが楽にできるそうです。また、VuforiaというARライブラリも挙げられました。

「絵心がないなら絵はつけなくていいじゃん」という考えで初音さんは音に注目していました。聞こえないはずの音が聞こえたりするというのも仮想体験ですからね。実際のデモではHololensを被った体験者の回りを音が周回することで立体音響を演出したホラーゲームを見せて頂きました。後述しますが傍から見ると不思議な光景で面白かったです。

 

7セッション目には講談社の松下さんからキャラクターとVRについての知見をお話してくださいました。2次元のキャラクターをVRにそのまま移植すると、人間との情報量の差から見ている人がすぐに飽きてしまうらしいです。魅力的なキャラにより近づけるようにしたり背景を変えたりと飽きさせない工夫を凝らして良いものを体験させることが重要だと感じました。

 

最後にトランスコスモスの平山 智予さんからVRコンテンツ制作の提案についてと最適なUI/UXについてお話してくださいました。VRはまだまだ黎明期でコストや費用対効果が読めず、企画も難しいことが挙げられましたが、VRはあくまで目的達成のための一つのツールとして考えることが重要だと話されていました。

また、VRコンテンツの最大の敵として「酔い」、「傾き」、「過剰な頭部運動」の3つを挙げていました。実はVRコンテンツを体験しているとあまり左右を見ていないということが視線のヒートマップ分析からわかっています。であれば、なるべく中心に見せたいものを表示することで激しい頭部運動を低減することができ、VR酔いを抑えられると話されていました。他にもアイトラッキング技術を使うことでも同様の効果を得られそうです。

 

展示にも行って色々体験してきました。VRの展示ではほぼ全てのブースでHTC Viveを使っていて、飛んでくるオブジェクトを斬ったり、パズルゲームやお絵かきをコントローラーを使って体験しました。Viveって結構重いしコントローラーもデカイので装着するときは必ず手伝ってもらいました。この辺が改善されないと一般的に普及して飽きずに使ってもらえないんじゃないかなと感じました。そのうちOculus Touchも体験してみたいですね。

もう一つ印象に残っているのが前述した初音さんのHololensで立体音響ホラーゲームでした。そもそも国内でHololensを持っている人なんてそうそういないので(値段がたしか30万超だし)、初めてHololensを被りました。こちらはVRHMDと比べて圧倒的に軽くて頭にフィットしました。立体音響も搭載されているスピーカーがなかなか良くて明瞭でした。ただ、よく言われる視野角についてはもう少し欲しいなと感じました。被ると小さな窓が前方にある感じです。ここがスペックアップされれば即購入かなと感じるほど夢のあるデバイスだと感じました。

 

うわ... 短くまとめたつもりが超絶長い...

今年はIVRCに出てVR開発に積極的に関わっていきたいので頑張りたいと思います。

それでは。